6月が終わると、1年の半分が終わります。
ということは、弊社の初年度第3四半期も終わるということになります。早いなあ。
6月のカレンダーを見返すと、前半はいろいろと飛び回っていて、後半はワールドカップの開幕以降、毎晩寝不足になりながら矢継ぎ早に訪れるキャンペーンと戦っていたようです。
(関係ないですが、代表監督の西野さんは同窓の先輩なので応援しています)
うちの会社は創業間もないのでお金も信用もまったくないのですが、広告を扱う仕事になるとそれなりにお金と信用、つまり与信が必要になります。
ただ、創業期の金策は面倒です。LIFTは合同会社ですし、出口があるようなサービスではないので、エクイティ(株主資本)は使えず基本はデット(他人資本)になります。このデットに関わるコストを最小化しようとすると、最初は金利がほぼタダみたいになる自治体の創業融資制度がターゲットになるのですが、これが見た目では安いのですが実はものすごいコストでして、会う人会う人全員が、丁寧に丁寧にこちらの時間と精神を削ってきます。
思い返せばこれが、春以降妙に忙しかった原因だったのでした。梅雨明けとともにスッキリ解決してよかったです。
私はもともと資本政策にはコンサバな意見の持ち主なのですが、今回いろいろと金策的なものを行ってみて、若い人たちがエクイティばっかりに目を向ける昨今の風潮に対して、以前よりは少しだけ理解が示せるかもしれないと思いました。これでも一昔前よりは余程マシなのだから、金融緩和にはどうしても肯定的になってしまいます。
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6月はキャンペーンが多かったのでテンションが張っている日が多く、移動の合間に息抜きを兼ねて幾つかの個展や舞台に顔を出してきました。
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「ナイゲン」はアガリスクエンターテイメントという劇団がオリジナルなのですが、脚本が秀逸なので他の劇団でも何度も上演されています。観るのはおそらく3回目ですが、観るたびに、というか役者さんごとに新たな魅力が立ち上がる、素晴らしい題目だなあと改めて感じました。
舞台になっている千葉県の国府台高校とまではいきませんが、「生徒による自治」は私の母校でも大きなイシューでした。生徒総会が流会し、その年の学校行事がほとんどなくなったあの年に、10代後半の感性で何を思ったのか(あるいは何を思わなかったのか)が、その先の人生での局面局面の判断基準にどうやら影響を与えているようだと、今になってみると分かるような気がします。