11月17日は LIFT の創業記念日である。
2017年のちょうど今頃の時期に登記を行って、今日で丸8年経ったことになる。(決算は9月なのですでに9期目に入っていますが)
8年前はまさか自分が金沢に住んでいるなんて思わないし、その間に株式公開やら M&A やら子会社の立ち上げやらを挟んで、結局それらを整理して自分がはじめに作った会社に戻っているなんてのも想像していなかった。
そしてその会社はありがたいことに少しづつではあるが前向きな変化を見せている。
昨年(2024年)末にも振り返ったが、あれから10ヶ月ほどしか経っていないにもかかわらず、当時は想像だにしていなかったことが幾つか起きているので、気分がノッているあいだにサクッと振り返っておきたい。
2024年末のふりかえりはこちら
知ってくださる人が増えた
まだ金沢に来て3年半くらいだが、これは徐々に感じている。
2024年のふりかえりで知名度の定量的な指標の一つとしていた「コーポレートサイトのアクセス」は、最近ブログをサボりまくっていることもあってぜんぜん増えていない(どころかむしろ下がっている)ので、アクセスを絶対的な指標とすると単純に増えていない=知っている人も増えていないということになってしまうが、ブログをサボる代わり?に別の活動はすることが増えた。
※ブログは AI Overview などの影響で相対的にトラフィックジェネレーションの質的変化が起きているという言い訳をして考えないようにしている(課題意識としては常にあります!)
冠マッチ
いくつか例を挙げると、まずは明治安田J3リーグ、2025シーズンのツエーゲン金沢のホーム開幕戦で冠マッチをさせてもらった。
当時のクラブからのリリース
Jリーグの試合ではホーム側のクラブが主要スポンサーの冠を拝した名称で行ういわゆる「冠試合」というものがあり、スポンサー向けの商品の一つにもなっているのだが、なぜかそれをやることになった。
LIFT は主要スポンサーでもないし(ランクもトップではなくその下のゴールドである)、トップ企業様と比べると企業規模も歴史も吹けば飛ぶような雑魚レベルなのでふつうはやらない。そもそも冠をやってもアピールするものがない。
そのため冠試合は「やったらウケるけどやらないだろうなー」とまったく想定していなかったところに、いろんな事情が巡り巡って急遽やることになった。あまりに急だったので大した準備はできなかったが、個人的にはとても楽しかった。(試合に勝てなかったことがだけが悔やまれる)
当時の備忘録はこちらに残してあります
当日の正確な入場者数は忘れたが、たぶんゴースタ(キャパシティ1万人)の半分くらいは入っていたはずなので、約 5,000人の前で挨拶したのだが、比較的長い経営者人生でも 5,000人の前で話したことはなかったのでとてもいい経験だった。
会社のアピールポイントが特にないので、ただひたすら「応援しましょう!」と言うだけの謎スピーチだったが、その謎具合がウケたらしくフォロワーさんが増えたのもうれしかった。(そういえば、採用できなかったけどあれがきっかけで応募もあった)
ほくりくみらい基金
つづいて、これは正確には会社というより個人プロジェクトになるかもしれないが、北陸地域初のコミュニティ財団である「ほくりくみらい基金」の理事になった。
財団からのリリース
ほくりくみらい基金は 2022 年発足だが、ちょうど LIFT が金沢に移ってきたタイミングと同じだったので、気になって調べていたらそのまま発起人になっていた。そこから理事や事務局のみなさんと知り合って、3年後の理事改選のタイミングでお声掛けいただくことになった。
私は2010年頃からプロボノをライフワークの一つにしていて、現在もベンチャーフィランソロピーの代名詞的存在である SVP 東京には籍を置いているのだが、LIFT でも CSV(Corporate Shared Value)の一環として非営利団体へのマーケティング支援や、Google Ad Grants を活用した集客サポートなどを行っている。
いくつか事例を載せています。ぜんぶ読み応えのあるインタビュー形式です
よく「自助」「公助」「共助」などと言われるが、社会が複雑化していくにしたがって、この 3 つの「助」の円が小さくなったりバランスが崩れたりして、隙間からこぼれ落ちる問題が増えていきやすい。それらをテクノロジーやネットワークの力で支えていく個人や団体を支援していく中間支援組織の一つに、地域を主軸に置くコミュニティ財団がある。
「コレクティブ・インパクト」という言葉がよく使われる背景には、社会課題に向き合うためには営利・非営利といった組織の性質の差や、産・官・民の垣根をいちいち意識しては超えられないことが増えているからだろう。コミュニティ財団はその名のとおり、コミュニティの(≒コレクティブな)共助の力を支える伴走型の組織なのだ。
岡田という個人でも、LIFT という法人でも、単体でできることは限られている。せっかく金沢に、石川に、北陸に居るのだから、何かしらできることがあるだろう。そんな考えに輪郭をつくる機会をいただいたほくりくみらい基金には感謝している。
仲間を増やしていきたい
知ってくれる人が増えた結果かはわからないが、ありがたいことに徐々にではあるがお客さまも増えている。仕事もちょっとづつ忙しくなってきたし、スタッフのみんなもだんだん力がついてきたように思う。
ということで、この 9 期はぜひとも仲間を増やしていきたい。
昨年の振り返りでも「仲間が増えた」と書いたが、さらに増えても耐えられるように、現在オフィスの移転プロジェクトが進行している。
移転に際しても、工務店の皆さん、大家さん、左官屋さん、印刷屋さんなど、多くの協力的な方々に恵まれた。まだふりかえるような段階にはないのだが、これを書いている11月17日の段階でもすでに「開けてビックリおもしろオフィス」が出来上がりそうな予感がしていて、今からスタッフみんなでワクワクしている。

工務店さんにオリエンするためにプレゼン資料をつくったりした
移転プロジェクトが完遂するとオフィスのキャパシティはだいぶ増えるので、場所がボトルネックで躊躇していたこともできるようになるはず。新しく入社する未来の仲間にとっても働きやすい場になるはずだ。
すでに信じられないくらいお金がかかっているので少しビビっているが、それは我々が提供価値を高めていけば自ずと問題なくなってくる。信じて道中を楽しもう。
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LIFT は現在 9 期目に入っているが、金沢に移転する前の 5 期と、移転後の 6 期目以降はまったく別の会社になっている。見方を変えればまだ 3 期が終わった程度の赤ちゃんのような会社で、一歩一歩は小さな歩みでしかない。
この年末には 9 期の最初の四半期が終わる。その頃にまた 2025 年をふりかえることになると思うし、2026 年の展望も見えてきているかもしれないが、2024年末には冠マッチも移転もまったく頭になかったことを考えると、来年も何が起こるか分からない。
これからもそういう不確実性を楽しむ姿勢でいたいと思う。今期もどうぞよろしくお願いいたします。






