LIFTは9月決算なので、10月は年度始めでした。2期目のスタートです。
10月というのは、Tシャツが長袖になり、朝晩が冷えるようになり、世の中が徐々に年末に向かって急ぎ足になりはじめる月です。
そんな頃に1年のスタートといわれても、身体に染み付いた季節感にはなかなか馴染みにくいものです。案の定、1年前の起業の際には張り切って作っていた予実管理表も、今年度分を作らないまま最初の1ヶ月が過ぎてしまいました。これはいかん。11月は気を取り直して頑張りたいと思います。
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振り返ってみると、10月はなんだか毎日綱渡りのようなスケジュールが続いてしまい、見返した G Suite のカレンダーはどこを見ても隙間なく真っ青になっていました(私の基調カラーは青)。もともとGTD(Getting Things Done)をカレンダーでやるタイプなので埋まりがちではあるのですが、なんだか今月はミーティングばかりしていたような気がします。
あとは目立ったところでいうと、「ATARA LIVE 2018」へ登壇しました。
リンク:▶イベント「ATARA LIVE 2018」に登壇します
登壇の内容とはまったく関係ないのですが、今回のイベントは(新しい会場で音響がよかったからか)音楽にこだわった設営をしており、各セッションでもそれぞれの議論に対してテーマ曲が設定されていました。
私のセッションは Donny Hathaway の 「What’s going on」 。
タイトルは直訳すると、「何が起こってるんだ?」です 。
TPOで多少意味は変わりますが、状況がよく分からない時に発する、混乱や戸惑いの感情を表す言葉でしょうか。
もともとはモータウンで有名な Marvin Gaye がオリジナルで、世界全体が厭戦ムードになっていたベトナム戦争末期(’71)にヒットした反戦歌です。 同年に Donny Hathaway がライブでカバーし、そのままライブアルバム『LIVE』のリードナンバーとして採用された、本当にカッコいい曲です。
ATARA LIVE というイベントは非常に先鋭的な試みで、出てくるキーワードはすべてマーケティングの急激な変化を表すものばかりでした。一方で、それらの新しい言葉や概念は、現場で働いていると必ずしも耳触りのいいものばかりではないというか、ある意味理想先行型みたいな風潮に対して、ポジティブに受け止めている方ばかりではないのかなと思います。暗中模索の中で何とかヒントを得ようと会場に足を運んでくださった方々もきっと多くいらっしゃったのではないかと想像しています。
そんな中流れた「What’s going on」は、”何が起こってるんだ?” という戸惑いの中にいる時代のムードを的確に表わしていて、実にナイスな選曲だったなと思います。
移行期的混乱における運用の未来というテーマはとても刺激的で、パネリストお二人のメッセージも素晴らしく、楽しい40分間でした。機会があればまた似たようなテーマで深掘りしたいなあと思っています。