必要な人と、それがつながるように 〜To Make It Accessible.

メディアを取り巻く環境が大きく変わり、デバイスや時間の使い方が刷新されても、必要なモノやコトが必要な人へ適切なタイミングで届くにはまだまだ多くの壁があり、いくつかの知恵と工夫が必要です。

変化が速く大きいほど、一緒に考え、知恵を出し合い共に工夫していくパートナーの存在はより重要性を増していくと考えています。変化が大きいからこそ、伴走者である私たちは、自ら変化を志向し、変化によって役割を更新していきます。必要な人と、it(それ)をつなげるために。

変化、判断、萌芽

情報が溢れ、トレンドが日々移り変わり、働き方も求められる知識も経験も能力も急速に変化していく中で、企業や人は、過去に固執しすぎても、未来を考えすぎて足元がおろそかになってもいけないという、難しいバランスの中で常に判断・決断を急かされています。

決断を急かされるというのはふつうはイヤなものです。しかもそのときの判断が正しかったかどうかは、未来から過去を振り返らないかぎり分かりません。でも、変化の速度は増すばかりで、本質は変わらないはずだと信じていても、それを体現するための術(すべ)は時間の経過とともに常にかたちを変えていきます。

目まぐるしい変化の中にある現代で、5年後の”今”を、5年前の自分が正確に捉えていたという人は稀でしょうし、その予測精度自体にはあまり意味がないような気がします。確かなのは、今まさに立っているこの場所は、日々と判断の積み重ねの成果だということです。

変化する未来が日々の判断の積み重ねの結果だとすると、自ら変化を志向し、変化によって役割を更新していくことこそが未来へとつながる唯一の道ではないかと考えます。これはある種のトートロジーのようなもので、言うは易し行うは難しなのですが、難しいからこそ、一人ではなく、パートナー、仲間、伴走者をうまく使っていただきたいと考えています。

LIFTは、必要なモノやコトを、必要な人へ適切なタイミングでつなげるための伴走者です。伴走者は、ランナーと同じ方向を見ながらサポートする役割を担います。一緒に走るための走力を持ち、コースを頭に入れ、ペースを考えていかねばなりません。役割を担うためには自身を常に更新していく必要があります。

必要な人へ必要なモノやコトをつなげるために、今を更新していく。更新された「今」は確立した途端にまたアップデートされていくものだと思いますが、その繰り返しの中にさっきまでは予測できなかった未来への萌芽があると信じています。いい意味で予測を裏切れるような、そんなお仕事をみなさまと積み重ねることができれば幸いです。

目指さないもの

「変化変化」「更新更新」と連呼しましたが、変化すれば何でもいいのか、あるいは更新は常に善なのかというと、そういうわけでもないと考えています。どういう変化は受け入れることができ、どういう変化だと望ましくないのか。変化するのは一般にめんどうくさいものですが、めんどうだからこそ変化の方向性くらいは組織として好き嫌いを言ってもバチは当たらないかなと思っています。

変わっていくこと自体が不可避だからこそ、変わらない部分を定義することで、LIFTとしての拠り所というか、楔(くさび)のようなものにしたいと思いここに記します。

LIFTの楔(目指さない変化のリスト)

  • 過去の成功体験によって謙虚さが失われていく過度の自信(それは慢心)
  • 成長への過剰な固執による規律なき拡大方針への転換(目的を誤解しない)
  • 論理か感情か、といった偽りの「or」の強制(詭弁を過度に弄しない)
  • 警戒信号や不穏な徴候に向き合わない怠慢(判断の放棄)
  • ただ論理的に正しいだけの表現、主張、指摘(愛なきアウトプット)

上記は2022年10月時点のテンポラリーなもので、このリストもまた変化の例外ではないかもしれませんが… 可能なかぎり語彙やニュアンスを変える程度の変更にとどめ、今後の行動指針(Code of conduct)として固めていきたいと考えています。